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OAM先進インプラント認定医院となり...

2016.11.06

OAM先進インプラント認定医院となりました。

平成28年11月当クリニックがOAM(大口式)先進インプラント医院に認定されました。
OAMインプラントとは、大口弘先生が開発したインプラント埋入法です。

通常のインプラント埋入方法は骨をドリルで削合して埋入しますが、このOAMインプラント埋入方法とは、オーギュメーターという特殊な器具でほとんどドリルを使用することなく、インプラント埋入窩を拡大してインプラントを埋入する方法です。
そのため、非常に安全に手術を行うことができ、骨の削除量も少なくて済みます。

また、上顎の骨密度が低いケースでもこの大口式でインプラント埋入窩を形成すれば、骨が圧縮されるためインプラント埋入周囲の骨密度が高くなり、インプラント手術の成功のカギとなる初期固定を確実なものとします。

そして通常、骨幅がなく骨造成を必要とするケースではGBR法を用い人工骨を填入してインプラントを埋入しますが、この大口式で埋入すれば人工骨を使用することなくインプラントを埋入することができます。

骨幅が少ないケースにおいて大口式で埋入した場合、特に骨が硬い下顎では骨が裂開してしまうことがありましたが、現在ではその裂開防止法としてボーンスリッターという器具を用いて骨拡大時の頬舌側に対する応力を分散させるOAMスリッティング法や骨に小孔を開けて応力を分散させるポーラステクニックなどの改良法で裂開を防止することができます。

上顎大臼歯部の骨の深さがなく幅もないケースにおいて、今までは上顎洞挙上術(ソケットリフト)を行い、GBR法も行わなければなりませんでしたが、
最近では、上顎洞挙上術と同時に大口式を行うことができるジグリングオステオトームという器具も開発されましたので、当クリニックで近々導入予定です。

今後も安全でシンプルな術式のOAM(大口式)インプラントを臨床で活用したいと思います。