当クリニックも冠水しました
2023.06.03
昨日からの線状降水帯による大雨で、八條もレベル4の危険水域となりました。
中川も氾濫する危険もあり、水没も覚悟し昨夜は眠れませんでした。
早朝、クリニック前の八潮団地通りは、案の定冠水しておりました。
漏電によりクリニックの電気は使用不可能で、床下も浸水していました。
床上浸水しなかったのは、不幸中の幸いでした。
道路を通過する自動車は、ボートのように水しぶきを上げて走行し、故障する車も続出。
当クリニックの駐車場に避難する車が続出して、あっという間に満車になってしまいました。
漏電もあり、こんな状況では患者さんもスタッフも来院は不可能なので終日休診と判断し、本日予約の患者さんにキャンセルのご連絡をしました。
中には、留守電しかつながらず結果的に来院されてしまった患者さんもおられました。
となりの空き地も避難した車でいっぱいとなり、多くの被災者が冠水した道路がいつ水が引くのかと呆然とただ眺めているだけでした。
午前中は、自動車を出せる状態ではありませんでしたが、正午ぐらいから徐々に水は引き、午後1時頃には故障車以外の車は全て出発していきました。
中川の氾濫がなく何とか一安心しました。
漏電した場所はすぐに発見し電気も復旧しました。
しかし、床下浸水の処理が待っています。
クリニックの床下は水浸しです。
12年ほど前にも台風による大雨で、クリニックが冠水しました。
その時は、相当量の浸水で業者を呼んでポンプで水を吸い上げましたが、高額な代金でしたが完全にはやってくれなかったので、後はスタッフ総出で縁の下の床をぞうきんで拭き取りました。
この教訓もあり、当クリニックにはポンプと業務用の水が吸引できる掃除機が装備されております。
また、床下には作業しやすいように照明と電源も確保しております。
そのため今回の浸水の作業は、まずポンプである程度水を吸い上げ、残った水は水が吸引できる掃除機で吸い取って、掃除機に溜まった水はまたポンプで吸い上げるといった作業を何度も繰り返しました。
その後は、ぞうきんで床を拭き、掃除機を逆噴射して乾燥させます。
そして、窓と点検口を全て空けて縁の下にサーキュレーターを入れて作動させ湿気を取り除き、相当量の除湿剤を床下において
やっと作業終了です。
今回は、設備が整っていたのでスタッフは呼ばず、妻と私の二人で何とかやりましたが、早朝から深夜までかかりました。
はっきり言って、浸水処理の業者になれます。
滅茶苦茶疲れました。
この辺の住民の方々もこのような経験をしていると思います。
また、梅雨前線と台風の影響で大雨になりそうですが、もうこりごりですね。